イザナミのエース、フォーク・オグラが突如引退を決意した理由

昨年のNEXレースでの大きなニュースと言えば、長年イザナミレーシングを支えたエース、フォーク・オグラの突然の引退だった。

ロレンツォ・M・サルヴァトーレと、アリアンロッドレーシングの2人で固定化される表彰台に、時折割って入る日系レーサーの存在は、日本のNEXレースファンに長年愛されてきた。

徐々にキングに近づく姿に、来年は更なる期待もされる中、彼は突然サーキットを去ったのだ。

その理由は今も謎に包まれており、モチベーションの維持が難しかったとの意見も多いが、一説には、自分の教え子たちへチャンスを与えるためとの憶測もある。

フォークは、ネオスズカSWで、世界にも数えられるほどしかないＮＥＸマシンのレーシングスクールの講師も務めているが、当スクールには現役レーサーも一目置く実力者が多く在籍している。

中でも、女性ドライバーの小町永遠と浅河カナタは、イザナミレーシングとフォークのレースに何度も同行している。

関係者からは、フォークの抜けた穴をすぐに埋められるドライバーは国内にはいないという声も多いが、それでも今年のイザナミレーシングのドライバー発表には注目だ。