先日、シャングリラ・オブ・デザートサーキットで開催されたNEXレース中東GPにて、武戦レーシング輪堂凛は、デビューレースで屈辱を経験した。
スタート直後と終盤の計2回のスピンに加え、問題となったのはブルーフラッグ時のレース妨害。トップ2台のリザルトに影響した可能性があるとして、失格という処分が下されたのだ。
彼女は、数少ないNEXマシンを保有するネオスズカレーシングスクールの卒業生だが、現在その経歴が疑問視されている。
彼女は元々、将来が有望視されるほどのバレエダンサーであったそうだが故障によりその道を断念。
その後、夢中になったレースゲームで名をはせ、そのセンスに目を付けた武戦レーシングが、彼女と共にNEXレースへ挑むためスクールに入学させたとの情報が飛び交っている。
その上、スクールでも彼女がマシンに乗っていた姿を見たことのある者もいないのだそう。
つまり、彼女は実際のレースは未経験ということだ。
輪堂凛のデビュー戦の無様な姿は、その経験値の低さ故なのは間違いないだろう。
いくら技術の発展により安全性が増したとは言え、シミュレーターの経験しかない彼女に決勝をぶっつけ本番で戦える技術もなく、武戦レーシングの管理体制には異を唱える声も多くなってきている。
ただ、彼女がデビュー戦で全く歯が立たなかったわけではないのも事実だ。
スタート時のスピンで大きく出遅れながらも、終盤には昨年も参戦しているジン・レーシングのB.エメリッヒに対して迫ることが出来たのはその才能の現れでもあり、武戦のマシンにおいても、ストレートスピードではあのアドリアーノをも凌ぐような速さを見せた瞬間も見られた。
彼女のルックスに魅了されるファンも多く、今年のNEXレースをいろんな意味で盛り上げる存在になりえるため、今後も彼女から目が離せない。
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