クイーンの盾と称され、長年アリアンロッドGPを支えてきたR.パーカーは、今季も完璧な仕事を見せている。
しかし、一部情報筋によると、アリアンロッドの関係者が新たなドライバーを迎え入れようとする動きがあるとの報道がされている。
更に衝撃的であることは、その候補に、開幕戦で話題を呼んだ武戦レーシングの輪堂凛の名前が挙がっているというから、突然の白羽の矢にメディアも驚きを隠せない。
輪堂は、クイーンの目にどう映ったのか
アリアンロッドのエースであるサマーウッドは、中東GPでのレース後、サルヴァトーレへのオーバーテイクを阻止した原因ともなった輪堂に対し、抗議のためか武戦レーシングのピットへ出向く姿を目撃されており、一触即発の空気にピット内も騒然とした。
幸い、接触することはなく事なきを終えていたが、輪堂がパーカーの後釜として就く噂が本当であれば、実力が不安視されることはもちろん、サマーウッドとの関係性にさえ危機を及ぼす可能性さえある。
しかし、アリアンロッド内部の関係者の話によれば、サマーウッドが中東GP以降、輪堂に対して批判的な姿勢を見せている様子はなく、むしろ好意的に接触の機会を探っているそうだ。
是が非でもサルヴァトーレを打ち負かしたいサマーウッドにとっては、状況が変わらない現在のチーム体制に不満を持っているのかもしれない。
輪堂にとっては悪条件との意見も
アリアンロッドグランプリは、間違いなくアリス・サマーウッドをファーストドライバーとして置く、非ジョイントナンバー1体制のチームだ。
万が一、輪堂がアリアンロッドに加入すれば、パーカー同様にサマーウッドのサポートを最優先する条件での契約となることが前提となる。
これは、今年デビューを迎えた輪堂にとっては、ビッグチームでの技術向上は望めても、NEXレースでの勝利を諦めることにも等しいため、彼女にとっては悪条件な移籍とも考えられる。
サマーウッドにとっても、いかなる状況でもサポートの仕事に徹してきたパーカーの代わりは現状グリッドには見当たらないため、今回の噂されている移籍は現実に起こることはないのかもしれない。
進むAIドライバーのセカンド起用
セカンドドライバーは、パーカーのような仕事人を置くことが伝統的であったが、NEXレースは他のカテゴリとは違い、AIドライバーも大きな選択肢の一つとしてある。
王者サルヴァトーレ率いる、アドリアーノフォーミュラも、AIドライバーを採用するチームだ。
高額な報酬が必要とされるプロレーサーよりも、予算上有利に働くAIドライバーは、サポートとしても着実にポイントを稼いでくれる存在としても優秀になってきている。
アリアンロッドがパーカーを起用する唯一のデメリットは、その高額と言われる報酬であることも考えられるため、クイーンもキング同様にAIをパートナーとすることがあるかもしれない。
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